2010年02月25日

闇は、光の母

こんばんは。大屋です。
今日もいい天気ですね!
春めいた陽気にどきどきします。
朝の光、
生ぬるくてやわらかな風、
鳥のさえずり。

晴れてるだけでこんなに幸せ!!


さて、今日はわたくし大屋が最近出会った詩を紹介したいと思います。


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『闇は光の母』
作・谷川俊太郎


闇がなければ光はなかった
闇は光の母

光がなければ眼はなかった
眼は光の子ども

眼に見えるものが隠している
眼に見えぬもの

人間は母の胎内の闇から生まれ
ふるさとの闇へと帰ってゆく

つかの間の光によって
世界の限りない美しさを知り

こころとからだにひそむ宇宙を
眼が休む夜に夢見る

いつ始まったのか私たちは
誰が始めたのかすべてを

その謎に迫ろうとして眼は
見えぬものを見るすべてを探る

ダークマター
眼に見えず耳に聞こえず

しかもずっしりと伝わってくる
重々しい気配のようなもの

そこから今もなお
生まれ続けているものがある

闇は無ではない
闇は私たちを愛している

光を孕み光を育む闇の
その愛を恐れてはならない



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「闇は光の母」

という世界のとらえかたがすごいです。

「闇がなければ光はなかった」

人生も一緒か!!

「眼に見えるものが隠している
眼に見えぬもの」

見えるから気づかないこともある。




世界の限りない美しさを、
生きているこの束の間に(宇宙時間でいうと一瞬のうちにも入らない束の間に)
めいいっぱい感じて生きたいですね。



ちょっとまじめに・・・
大屋でした。











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この記事へのコメント
とても良い詩です、ありがとうを貴女に・・・!
目先で人を・・・

レナさん本当に有難うね。
       
     K 
Posted by K at 2010年03月02日 09:08
Kさん

この詩を私の大好きなアーティスト・原田郁子さんが朗読しているCDがあるのですが、部屋をまっ暗闇にして聴くとほんと吸い込まれます。

詩というのは、いろんな意味が込められていたり、自由に受け取れるので好きです。

また何かあったら紹介したいと思います!
Posted by HOLY WOODHOLY WOOD at 2010年03月04日 17:30
 
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